今日あったことを話しながら、しょうもない話で笑いながら、わたしたち美辺、一家は家族団らんの時間を過ごした。
お母さんがいなくても、お父さんや芽衣がいれば寂しくない。
わたしはそう割り切れるけれど、芽衣はそうじゃない。
満腹になって眠気に襲われたのか、芽衣がうとうととし始める。
お父さんが「歯磨きしてから寝ようね〜」と芽衣を洗面所に連れて行った。
わたしと芽衣はもう一緒にお風呂を済ませているから、後は寝るだけ。
この様子だとお父さんが芽衣を寝かしつけてくれそうだ。
皿を全部食洗機に入れ終わったら、わたしは2階にある自分の部屋へ向かう。
そこからは勉強時間の始まりだ。
午後8時から11時までの間、わたしはひたすら参考書に向かい続けた。
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翌日、外からは地面をぽつぽつと打つ雨音がした。



