わたしが何を言っているのか、そして何に対しての言い訳なのか先輩には全く通じていないようで。
良い意味で鈍感な人なんだな、と思った。
そこからわたしたちはたくさん言葉を交わした。
そのうちに、先輩が普段絵を描いているということを知った。
どうやら美術部の部長さんらしい。
穏やかな雰囲気はひしひしと感じていたけれど、改めて言われると強く納得してしまうところがある。
「先輩の絵、いつか見てみたいです」
何の気なしに言った言葉を、先輩は真摯に受け止めてくれたみたい。
真摯な瞳をして、今度必ずゆうちゃんに見せるよ、と嬉しそうに言っていた。
*
えーっと、今日のお夕飯は何を作ろうかな……。



