彼はそう言った。 * * * 翌朝迎えに来てくれた車を見て驚いた。この間と全然違う国内車だった。 「あれ、車が違うね」 「ああ、自分のを買ったんだ。あれは親父のだからね。怪我をした凛花を乗せることも多くなるだろうし、思い切って買った」 「私の為?それじゃ私もいくらか出しましょうか?」 ふざけて言ったら、彼が手を出した。 「そう?じゃあ、遠慮なくいただくよ」 私は彼の手をたたいた。