どんな君でも愛してる


 そこへ、先生と母が入ってきた。

「どうしました?頭が痛いんですか?」

「いいえ、今は大丈夫です。また、記憶が大分戻りました」

「そうですか、それは良かった」

 先生はそう言うと、彼をちらりと見た。

「他に不快な症状は?吐き気などはありませんか?」

「今はありません」

 彼が先生に聞いた。

「先生、僕は彼女の交際相手です。彼女の症状は?左肩が上がらないと言っていますが、記憶と同じで一時的なものですか?」