腹黒王子様は、孤独なシンデレラに愛を抱く。





「───マジ、可愛すぎ」

「……へっ?」



この人は……本当に意味がわからないことを言ってくる。



「も、もう翠さん! 変なこと言わないでください! 普通、女子に言ったら惚れますよ!」

「だから言ってんの」

「……は?」



顔を持ち上げてきて、目を強制的に合わせられる。

翠さんの視線は、今までとは違う、熱視線だった。



「なーんで他の男たちからの好意には敏感なくせに、俺の好意は気づかないわけ?」

「な、なんのこと……?」



私の考えが合ってしまえば、私は。



「───恋愛的な意味で、好きだって言ってんの」



神様、どうすればいいですか?

生まれてこの方、本気で愛されたことなんてないって思っていました。

だって、告白してくる人たちも本当の私じゃなくて、“上辺の私”を見てきて告白するから。

でもこの人は。



「本当の私を知って好きなんて、頭おかしいんじゃないですか?」