「っ、いった〜……」
朝になり起きて準備をしていたら。
急に翠さんが起きた。
「……遅かったですね」
「だって〜。昨日あんなことされたんだもん。そりゃあ遅いよ」
「悪いのはどこの誰ですか」
昨日、本当に危なかった。
『───抱き潰してあげる』
そんなことを言われ、危険だと察知した瞬間。
『っ……』
私の体は動いた。
「ほんと〜、よく男を気絶させれたよね〜」
手で首の側面を叩きつけ、気絶させた。
まあ、相当痛かっただろうし。
「まあ、一応謝っておきますよ。本音ではありませんが」
「心のこもった謝罪は受け取らないって言ったの蓬じゃーん」
「性格がコロコロと変わる人ですね。というか、早く学校行きますよ」
「はーい」
翠さんと朝食を食べ、学校に向かう。
「なあ、蓬」
「……なんです?」



