生徒会室から出て、屋上に向かう。
スマホを出して、和葉に電話をかける。
《蓬様、いかがなさいましたか?》
和葉は一応違う学校。
もちろん有名な私立校で、高校生としても生きている。
電話したのは、ただ報告するだけ。
「実は加賀美翠と契約婚約したの」
《……は?》
沈黙のあと、間抜けな声が電話越しに聞こえた。
《蓬様、何言ってるんです? 冗談ならやめてください。心臓が飛び出───》
「だから本当だってば」
和葉の言葉を遮ってバッサリ言う。
長い長い沈黙のあと、和葉が騒ぎ出した。
《ちょっと待ってください! 契約? 婚約? いったい何があったんですか!?》
「それはあとで話す。お父様とお母様に報告しておいて。ただ、契約は話さないで。『蓬が婚約した』と伝えておいて」
《……か、かしこまりました》
震えた声が聞こえて、大丈夫かと心配になる。
電話はプツッと切れて、ふぅっと息を吐く。
スマホを出して、和葉に電話をかける。
《蓬様、いかがなさいましたか?》
和葉は一応違う学校。
もちろん有名な私立校で、高校生としても生きている。
電話したのは、ただ報告するだけ。
「実は加賀美翠と契約婚約したの」
《……は?》
沈黙のあと、間抜けな声が電話越しに聞こえた。
《蓬様、何言ってるんです? 冗談ならやめてください。心臓が飛び出───》
「だから本当だってば」
和葉の言葉を遮ってバッサリ言う。
長い長い沈黙のあと、和葉が騒ぎ出した。
《ちょっと待ってください! 契約? 婚約? いったい何があったんですか!?》
「それはあとで話す。お父様とお母様に報告しておいて。ただ、契約は話さないで。『蓬が婚約した』と伝えておいて」
《……か、かしこまりました》
震えた声が聞こえて、大丈夫かと心配になる。
電話はプツッと切れて、ふぅっと息を吐く。



