腹黒王子様は、孤独なシンデレラに愛を抱く。

普通に翠さんの目は笑っていないし、本心が丸見えだ。

怖すぎる。脚が震えそう。

でも、私もストレス溜まってたし、発散するには丁度いい。



「そもそも比べる人が違いすぎています。翠さん一択でしょう。自意識過剰のチャラ男とはまず違います。女子の気持ちさえ鑑みない所からしてクズゴミです」

「なっ……!」



相当自分に自信があったのか、結構なショックを受けている彼。

バカなの? 普通に婚約者を裏切るバカがいるわけないでしょ。

自然に考えて、好きだから婚約したと知らないのか。

知能チンパンジー?



「そもそもあなた、私に言い寄る前から橙華にも言い寄ってましたよね? 最低。橙華はあなたなんかには落とされませんし、ハッキリ言って自意識過剰から来たブス。ちょっと持ち上げられたからって調子乗るな」

「……」



完全に言い負かされて崩れ落ちた。

ダサ……全部図星というか、自覚はあるのね。