腹黒王子様は、孤独なシンデレラに愛を抱く。

蓬は流すのが上手いから流してるが、あれ絶対告白済みだろ。

しかも蓬の流し方的に、あれ一度や二度じゃねぇぞ。

蓬から何も聞いてねー。

しかも馴れ馴れしく蓬呼びすんな。



「あいつ消す。マジ殺す。近すぎだろ。蓬なんで警戒してないんだ。こりゃまた言わねぇと」

「やめろって。この前だってなんやかんや嫉妬事件で喧嘩しただろ。今度はなに、同じ生徒会の奴に嫉妬? どこまで独占欲強いんだよ」

「無限だわ。宇宙まで永遠だわ」

「とりあえず一年の我慢だ。せめてそれまで我慢しろ」

「無理」



俺は言い放ち、席を立った。



「この予算はおかしい。明らかに運動部にかけすぎている。文化部のレポートではもう少しと書かれていたはずだ。部費の支援も足りなくなっている今、どこかを削る必要がある」



平気で流す蓬にイラついて、ちょっと意地悪してみることにした。

すると、蓬はこうなることを予測していたかのように、資料をスクリーンに表示した。