腹黒王子様は、孤独なシンデレラに愛を抱く。

橙華の覚悟に、私も話す決断をした。



「だって私、弱いから……。頼れるお姉ちゃんでいたかった。強いお姉ちゃんだって、自慢だって、いつか言ってもらえるように頑張ってきたよ……」

「うん……」

「でもね……死にたいよ、いなくなりたい」

「っ、なん、で?」



私は、覚悟を決めて言い放った。

歯を、食いしばった。



「───誰も、愛してくれないの……!!」

「!」

「誰か、誰か……本当の私を愛して……。隣にいていいって、そばにいてって……居場所、ちょうだいよぉ……っ!」

「お姉ちゃん……っ」



愛して。

それが、唯一の私のワガママだった。



「橙華が幸せだって言って、私は生きる意味がなくなって……。眩しい橙華に、私はただの引き立て役だって気づいた。頑張らない私に、演じてない私に、生きる価値なんてない……っ」

「お姉ちゃん……」

「醜い私を愛してくれる人なんて、どこにもいないのよ。辛い記憶だって、何度でもフラッシュバックする。その度に、弱いって実感する」