腹黒王子様は、孤独なシンデレラに愛を抱く。





「どうぞ。何か飲む?」

「大丈夫です」



生徒会室に着いて、ソファに座る。

……上等な部屋。

全てが高級家具。



「あ、本題に入ろう」



会長さんがコーヒーを持って座った。



「……話とはなんですか?」

「何から話そー。“俺”のこと、わかる?」

「……」



“僕”から“俺”に変わった会長の目は、語っていた。

私は悟った。

この人も、同じだと。

そう確信して、少し本心を出してみることにした。



「……やっぱり、何かあると思いました。まさか同じような方がいるとは」



そう返事をすれば、満足したように微笑んだ。



「やっぱり。君と目が合ったときわかったからね。類は友を呼ぶ、というものかな」

「さあ、どうでしょう? それなら、お隣にいる方も同じなのでしょうか?」



後ろに無表情でいる男性二人。

ずっと無言で私たちの会話を聞いている。