腹黒王子様は、孤独なシンデレラに愛を抱く。





行為を続けて約3時間。

ずっと翠さんが求めてきたせいで、私は意識を失った。



「ん……」



目を覚ますと、夜の7時。

嘘でしょ、もうこんな時間?

それより、隣に何やら嫌な気配が……。



「あ、起きた」



やっぱり。

翠さんはずっと私の髪の毛をクルクル指に絡みつけて遊んでいたよう。



「な、なんで元気なんですか……。もう疲れました、お風呂入ってきます」

「えー、あと一回戦くらいしよーよ」

「無理です。バカじゃないですか、3時間もしたんですから満足でしょう」

「蓬がとろけた顔してよがってきたからじゃん。そりゃあ理性切れますよ、俺も男ですから」



あのときの言葉、前言撤回。


『翠さんってなんか好きな人ですけど、なんか男の人とは違うというか。気持ち悪い視線向けてくる男じゃないし』


この男、マジでただの獣だ。



「なんかものすごく失礼なこと思われてそー。じゃ、一緒にお風呂入ろーね、蓬ちゃぁーん」

「きっも。無理です、一人で入ってください」

「無理〜。あ、その前に」