腹黒王子様は、孤独なシンデレラに愛を抱く。

「っ、うぅ……っ」

「え、ごめん。痛かった? ちょっとしたイタズラのつもりで……ごめん」



慌てていたら、蓬はふふっと小さく笑った。



「え? 笑ってんのか泣いてんのかどっちかにしろよ〜」

「……泣き笑いです」

「何それ〜」



てか、逆に泣いてんの興奮する。もう確定、今日抱こ。



「電気消す? それとも……見えるようにしたい?」



耳に息を吹きかけると、またビクリと反応した蓬。

なんだ、泣き笑いしてるくせにちゃんと反応してんじゃん。



「だ、ダメです……」

「え、なんで?」

「だ、だって……」



蓬はわざと俺に抱かれないように和葉に電話をしてもらっていた、実質邪魔をさせるように頼んでいた理由を話し出した。



「最初に翠さんが抱いてくれたの……あれ、じゃないですか……」

「あー、まあそだねー」



まさか蓬がそんなことをまだ覚えてるなんてと思った。



「そんな汚いやり方で誘ったのに……私、翠さんに抱かれる資格あるのかなって……」

「ええ、え!? じゃあそのために邪魔入れてたの?」



蓬は恥ずかしそうに、コクリと頷いた。

その瞬間、俺の理性の糸が切れる音がした。



「っ!? んぅっ、はぁっ……!」



無理やり唇を合わせ、舌をねじ込んだ。

すると、蓬の目に涙が浮かんだ。

その表情に、下半身がゾクリとした。



「あー、もう、マジ可愛い……ッ」

「っ、あぅ!?」



服の中に手を入れると、可愛い声で鳴いた。

その姿に、もう我慢が効かなくなった。



「───初めても忘れるくらい、抱き潰してあげる」