最低な元カレにフラれたらイケメン医師に成長した幼馴染からの溺愛がはじまりました。

☆☆☆

「ママー! パパー! こっちこっち!」

すっかり動き回れるようになった奈美は来年から小学校に上がる。

奈美のおじいちゃん、おばあちゃんたちはあれこれと世話を焼いてくれて、両親よりも熱心に子育てを手伝ってくれていた。

休日の今日は家族3人で遊園地へ遊びに来ていた。
「奈美ちゃん走っちゃだめよ」

元気の有り余っている奈美を追いかける杏奈。
その後ろで荷物を持ってふたりを追いかける稔。

「さ、手を繋がないと迷子になるから」
「うん!」