吸血鬼の彼女(仮)

私はデートなのをお母さんに悟られないように必死でこの1週間隠し通してた。

誰と行くのか聞かれた時にも、葵と葵の彼氏と学校の友達としか伝えなかったし顔にもでてないはず。

「………もしかしてだけど、星羅今日“デート”なんじゃない?」

「っ!?」

「ちょっと、髪結んでるんだから顔動かさないで。」

な、なんでいきなりそんなことっ。

「あ、遊びに行くだけだよ?」

「本当にぃ?」

なんか楽しそうな顔してるんですけどっ。

「うぅ…。で、デートですっ!!!///」

「やっぱりっ。今度どんな男の子なのか教えてね。」

「……/////」

「はい、できた。朝ごはんは??」

「えっと…、向こうで食べるから大丈夫!!!」

「わかった。行ってらっしゃい。」

「いってきますっ。」

荷物だけは昨日準備してて良かった…。

《ガチャ》

私は走って駅へ向かった。


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