たった独りの物語~私を殺そうとしている女の子を自分の手で育ててしまいました~


『エルさーん!!!』



翌日,ノックより先にバタバタとした音で私に知らせたエヴィーは。



『あのね,昨日,皆心配してくれてたんだけど……ドキドキして,教わったこと,皆には教えてあげられなかったの! ねぇ今日は何をするの……?!』


爛々と,温かい瞳で私を見上げていた。