「……はい、すみません。サクランボが喉に……ケホッ」
「まさか種ごと飲み込んだのか?」
目を丸くするリオネルの前で、エリーヌは顔を真っ赤にした。こっそり処理しようとしたのに、悟られてしまい後悔でいっぱいだ。
「なぜ出さなかったのだ」
「陛下の前でそのような真似は恥ずかしくて……」
エリーヌが正直に打ち明けると、リオネルは瞬きをしつつなんともいえない表情をした。
(あぁ、きっとマナーがなっていないと思われたに違いないわ。だけど種はどうするのが正解なの?)
実家にいたときは家族の前で種はべつの皿に出していたが、陛下の前ではさすがにできない。
「見苦しい姿をお見せしてすみません」
謝る以外にできなかったが、リオネルはしばし放心したようにエリーヌを見つめてから笑みを浮かべた。
「私の前でも気にせず出したらいい。種を食べて、キミの臍から芽が出たらどうする?」
「私から芽が? それは困ります」
「冗談だ、冗談」
「まさか種ごと飲み込んだのか?」
目を丸くするリオネルの前で、エリーヌは顔を真っ赤にした。こっそり処理しようとしたのに、悟られてしまい後悔でいっぱいだ。
「なぜ出さなかったのだ」
「陛下の前でそのような真似は恥ずかしくて……」
エリーヌが正直に打ち明けると、リオネルは瞬きをしつつなんともいえない表情をした。
(あぁ、きっとマナーがなっていないと思われたに違いないわ。だけど種はどうするのが正解なの?)
実家にいたときは家族の前で種はべつの皿に出していたが、陛下の前ではさすがにできない。
「見苦しい姿をお見せしてすみません」
謝る以外にできなかったが、リオネルはしばし放心したようにエリーヌを見つめてから笑みを浮かべた。
「私の前でも気にせず出したらいい。種を食べて、キミの臍から芽が出たらどうする?」
「私から芽が? それは困ります」
「冗談だ、冗談」



