「今回の結婚は、周りからあまりにも強くせっつかれたため止む無く首を縦に振ったが、私が皇帝でいる間に子ができると、皇位継承権はその子に移ってしまう」
将来アンリに皇帝を譲ろうと考えていようが、あくまでも現皇帝と皇妃との間にできた子に第一位の継承権が発生するため、アンリは第二位となってしまう。その子が成人するまでの間、リオネルのようにアンリが皇帝を務める形をとるのも可能だが、アンリ側に子が誕生した際に継承権を奪い合い、余計な争いごとが起こる可能性もあるだろう。
せっかく大陸に平和が訪れたというのに、国内に波乱を巻き起こしかねない事態をリオネルが懸念しているのがわかった。
「つまり皇帝陛下は、私との間に子を作る気はないとおっしゃっているのでしょうか」
頭の中を整理してから導き出した仮説を口にすると、リオネルは目を見開いた。
「キミは話の飲み込みが本当に速いのだな。その通り、キミとの間に子どもは作らないと決めている」
それは少なからず衝撃的な話だった。
金色の魔石を持つリオネルとの夜伽を無事に遂行できると期待され、エリーヌは皇妃となった。それはリオネルの魔力を引き継ぐ子を産むためでもあったのだから。
将来アンリに皇帝を譲ろうと考えていようが、あくまでも現皇帝と皇妃との間にできた子に第一位の継承権が発生するため、アンリは第二位となってしまう。その子が成人するまでの間、リオネルのようにアンリが皇帝を務める形をとるのも可能だが、アンリ側に子が誕生した際に継承権を奪い合い、余計な争いごとが起こる可能性もあるだろう。
せっかく大陸に平和が訪れたというのに、国内に波乱を巻き起こしかねない事態をリオネルが懸念しているのがわかった。
「つまり皇帝陛下は、私との間に子を作る気はないとおっしゃっているのでしょうか」
頭の中を整理してから導き出した仮説を口にすると、リオネルは目を見開いた。
「キミは話の飲み込みが本当に速いのだな。その通り、キミとの間に子どもは作らないと決めている」
それは少なからず衝撃的な話だった。
金色の魔石を持つリオネルとの夜伽を無事に遂行できると期待され、エリーヌは皇妃となった。それはリオネルの魔力を引き継ぐ子を産むためでもあったのだから。



