「ど、どうぞ中へ」
迎え入れた彼からエネルギッシュで清涼感のある香りがして、目眩を覚えそうになった。エリーヌが男性に対して艶やかだと感じるのは初めてである。
すぐに寝台に向かうかと思いきや、リオネルがソファに腰を下ろす。
「……お茶でもお淹れいたしましょうか」
部屋の一画には、念のためにとアガットが準備してくれたお茶のセットがある。
「いや、話があるからここへ座ってくれ」
リオネルは自分の隣のスペースを手で指し示した。
硬い表情は婚礼の儀のときと同じ。かすかな不安を覚えながら、おずおずと腰を下ろす。結婚はもちろん、皇帝の隣に座っている自分が未だに信じられない。
「これから話すことは他言無用だ」
「……はい」
いったいどんな話だというのだろうか。エリーヌは小さく頷く。
迎え入れた彼からエネルギッシュで清涼感のある香りがして、目眩を覚えそうになった。エリーヌが男性に対して艶やかだと感じるのは初めてである。
すぐに寝台に向かうかと思いきや、リオネルがソファに腰を下ろす。
「……お茶でもお淹れいたしましょうか」
部屋の一画には、念のためにとアガットが準備してくれたお茶のセットがある。
「いや、話があるからここへ座ってくれ」
リオネルは自分の隣のスペースを手で指し示した。
硬い表情は婚礼の儀のときと同じ。かすかな不安を覚えながら、おずおずと腰を下ろす。結婚はもちろん、皇帝の隣に座っている自分が未だに信じられない。
「これから話すことは他言無用だ」
「……はい」
いったいどんな話だというのだろうか。エリーヌは小さく頷く。



