「僕はこの国の皇帝にはならないよ。隣国の王にならなきゃ。だから、リオネルはこのまま死ぬまで皇帝でいなきゃいけないからね」
隣国の王女はひとり娘。側妃のいない王を継ぐのは、王女の夫となる者以外にいないと言う。
「好きにするといい」
「ありがと。じゃあよろしく!」
嵐のごとくやって来たアンリが帰ると、急に部屋が静かになった。
立ち上がり、リオネルを出迎える。改めてリオネルの正装姿を見て、エリーヌは胸の高鳴りを覚えた。
目も覚めるような真っ青なダブルブレストには金色の肩章が添えられ、金糸で刺繍された皇族の紋章が眩いほどに輝く。
「リオネル様、今日は一段と素敵です」
「エリーヌこそ、眩しくて直視できないくらいだ」
エリーヌを引き寄せ、リオネルは額に軽くキスをした。
邪魔はできないと思ったか、アガットがマーリシアを連れて静かに退室する。
「アンリに嫉妬するよ」
「どうしてですか?」
隣国の王女はひとり娘。側妃のいない王を継ぐのは、王女の夫となる者以外にいないと言う。
「好きにするといい」
「ありがと。じゃあよろしく!」
嵐のごとくやって来たアンリが帰ると、急に部屋が静かになった。
立ち上がり、リオネルを出迎える。改めてリオネルの正装姿を見て、エリーヌは胸の高鳴りを覚えた。
目も覚めるような真っ青なダブルブレストには金色の肩章が添えられ、金糸で刺繍された皇族の紋章が眩いほどに輝く。
「リオネル様、今日は一段と素敵です」
「エリーヌこそ、眩しくて直視できないくらいだ」
エリーヌを引き寄せ、リオネルは額に軽くキスをした。
邪魔はできないと思ったか、アガットがマーリシアを連れて静かに退室する。
「アンリに嫉妬するよ」
「どうしてですか?」



