「エリーヌ、私と結婚してくれてありがとう」
「お礼なんてやめてください。リオネル様と出会えてよかったです」
「改めて言わせてくれ。私と本物の夫婦になってほしい」
「はい、喜んでお受けします」


微笑んだエリーヌの肩を引き寄せ、顔を近づける。瞼を閉じた彼女の唇に、そっと自分の唇を押しあてた。