左側に避けようとしたが、そちらにも岩がそびえ立った。右側も同様、エリーヌたちに残されたのは退路である後方だけ。当然ながら、リオネルが追ってくる方向だ。
もはや後退する以外にないと思った瞬間――
「雪砲!」
アンリの詠唱で岩が粉々に打ち砕かれる。粉々に割れた岩が、四方八方に飛び散った。
続けざまに後方のリオネルに向かい、アンリが指を差す。
「雪針」
飛び出したのは、鋭い尖端を持つ氷の針だった。無数のそれが月の光を浴び、後方目がけて飛んでいく。速い。
「陛下! お避けください!」
声の限りに叫ぶ。
「風盾!」
もはや後退する以外にないと思った瞬間――
「雪砲!」
アンリの詠唱で岩が粉々に打ち砕かれる。粉々に割れた岩が、四方八方に飛び散った。
続けざまに後方のリオネルに向かい、アンリが指を差す。
「雪針」
飛び出したのは、鋭い尖端を持つ氷の針だった。無数のそれが月の光を浴び、後方目がけて飛んでいく。速い。
「陛下! お避けください!」
声の限りに叫ぶ。
「風盾!」



