リオネルがなにかを言いかけたそのとき、夜空を火球が横切るのが見えた。
ひゅんと音を立てると同時に、瞬間的にあたりが日中のように明るくなる。そしてそれは宮殿に一直線で向かい、ぶつかった先で軽い爆発を起こした。
リオネルが素早く立ち上がる。
「……今のはなんでしょうか」
炎を纏った矢のようにも見えたが。
「エリーヌ、済まないが宮殿へ行ってくる」
「は、はい」
「指示があるまでこの部屋から出ないように」
リオネルはサクランボの入ったカゴをエリーヌに託し、険しい表情で弾かれたように部屋を出ていく。ほどなくして彼の乗った馬が宮殿に向かっていくのが見えた。
(なにがあったのかしら……。この前シャルマン湖で見たものと似ている気がするけれど)
あのときは日中で明るかったせいか矢がはっきりと見えたが、今のは炎の塊のようにも見えた。
不安な気持ちで宮殿の方角を見つめていると、いくつかの火球があらゆる方向から宮殿に向かって飛んでいく。それは先ほどと同じように宮殿にぶつかり、燃え広がっていくのがわかった。
ひゅんと音を立てると同時に、瞬間的にあたりが日中のように明るくなる。そしてそれは宮殿に一直線で向かい、ぶつかった先で軽い爆発を起こした。
リオネルが素早く立ち上がる。
「……今のはなんでしょうか」
炎を纏った矢のようにも見えたが。
「エリーヌ、済まないが宮殿へ行ってくる」
「は、はい」
「指示があるまでこの部屋から出ないように」
リオネルはサクランボの入ったカゴをエリーヌに託し、険しい表情で弾かれたように部屋を出ていく。ほどなくして彼の乗った馬が宮殿に向かっていくのが見えた。
(なにがあったのかしら……。この前シャルマン湖で見たものと似ている気がするけれど)
あのときは日中で明るかったせいか矢がはっきりと見えたが、今のは炎の塊のようにも見えた。
不安な気持ちで宮殿の方角を見つめていると、いくつかの火球があらゆる方向から宮殿に向かって飛んでいく。それは先ほどと同じように宮殿にぶつかり、燃え広がっていくのがわかった。



