魔法は発動されると空気中にわずかな磁場が発生する。その痕跡がどこかにないか、秘密裏に探らせていたのだ。
アンリを狙う動機がある者であり、火属性魔法の使い手という以外、現在のところなにもわかっていない。
(次期皇帝を消したい人間なら……)
ひとり浮かんだ人物がいるが、あるのは根拠だけ。証拠がない以上、捕らえるのは難しい。
もしもその推測が当たっている場合、本来であれば現皇帝であるリオネルを亡き者にしたいと考えているだろう。それをせずアンリを狙ったのは、なにか理由があるのだろうか。
単にリオネルでは歯が立たないという魔力の問題か、それとも弟で揺さぶりをかけるのが目的か。
なんにせよ内乱だけは食い止めなければならない。
「引き続き頼む」
「承知いたしました」
ニコライに告げ、リオネルはダリルがいる魔石研究所へ向かった。
ダリルの執務室に入るや否や、椅子をガタンと鳴らして彼が立ち上がる。
「陛下、アンリ殿が襲撃されたというのは本当ですか?」
アンリを狙う動機がある者であり、火属性魔法の使い手という以外、現在のところなにもわかっていない。
(次期皇帝を消したい人間なら……)
ひとり浮かんだ人物がいるが、あるのは根拠だけ。証拠がない以上、捕らえるのは難しい。
もしもその推測が当たっている場合、本来であれば現皇帝であるリオネルを亡き者にしたいと考えているだろう。それをせずアンリを狙ったのは、なにか理由があるのだろうか。
単にリオネルでは歯が立たないという魔力の問題か、それとも弟で揺さぶりをかけるのが目的か。
なんにせよ内乱だけは食い止めなければならない。
「引き続き頼む」
「承知いたしました」
ニコライに告げ、リオネルはダリルがいる魔石研究所へ向かった。
ダリルの執務室に入るや否や、椅子をガタンと鳴らして彼が立ち上がる。
「陛下、アンリ殿が襲撃されたというのは本当ですか?」



