リオネルは馬の上から手を伸ばしてきた。
「抱えているその包みを」
長らく乗っていない馬に乗るのは怖いが、リオネルがそう言っている以上頑なに拒絶するのはよくないだろう。
それに、いつまでも尻込みしているわけにもいかない。お飾りとはいえ、エリーヌは皇妃なのだから。
「では、よろしくお願いします」
本の包みを差し出すと、リオネルはその結び目を解き、自分の肩に回して固定した。
「手を」
リオネルが伸ばしてきた手に自分のそれを重ねると同時に、ぐいと強く引き上げられる。エリーヌは彼の前に横座りになった。
「それでは不安定で余計に怖いだろう。できればまたがったほうがいい」
「は、はい……」
ドレスの裾を掴んで片足を上げ、たてがみの上でなんとか回す。
「抱えているその包みを」
長らく乗っていない馬に乗るのは怖いが、リオネルがそう言っている以上頑なに拒絶するのはよくないだろう。
それに、いつまでも尻込みしているわけにもいかない。お飾りとはいえ、エリーヌは皇妃なのだから。
「では、よろしくお願いします」
本の包みを差し出すと、リオネルはその結び目を解き、自分の肩に回して固定した。
「手を」
リオネルが伸ばしてきた手に自分のそれを重ねると同時に、ぐいと強く引き上げられる。エリーヌは彼の前に横座りになった。
「それでは不安定で余計に怖いだろう。できればまたがったほうがいい」
「は、はい……」
ドレスの裾を掴んで片足を上げ、たてがみの上でなんとか回す。



