「祥、お疲れ様。もうあがっていいよ」


「ありがとう。午後も頑張ってね」




午前中のシフトを終えた私。



交替相手にバトンタッチをしたあと、逃げるように多目的室を出た。



ここからは自由に校舎内をまわれる。




「お腹すいたなぁ」




朝早く登校してきて今までずっと働きっぱなしだったのだ。



お腹をさすりながらへろへろと渡り廊下を歩く。