「とにかくお互いの情報の擦り合わせだ」
「一緒に来てくれるんですか?!
諦めモードだったのに…」
「ジョークも分からんのかお前は。嘘か真実か分からない中で、現状、ピエロの言うことを聞いた方が100%命は助かるということなのは確かだろ。俺はお前の利用価値が知りたいんだ」
「人の血が通っていない」
「お前を助けるなんて一言もいっていない。ここから抜け出せないという共通点がある者同士だから一旦手を組むんだ」
言い回しはどうであれ、若松先輩の言う通りだ。
ここは協力してこの原因不明な現象を打開しないといけない。



