「え?な、なにこれ」
「義指」
「ぎし???」
「木製にしてみたんだよね。どう?かわいくね?つつくとコロコロ~って音が鳴るんだ。ほら触ってみ」
「え、あ、ちょ」
「色はピンク。これもかわいいよね。神経は切れちゃってるから感覚は戻らないけど、自由には動かせる。そういう仕様にしといた」
「イース…」
「だから安心してよ。キミはなにも失ってない。泣くな。お前の泣き顔はその涙のペイントで十分だ」
「……」
「あのクソ野郎はボクが殺したからもう怖いものはないヨ。お前を傷つけるやつはこれからもボクが消す。ぐちゃぐちゃにしてやる。なにも心配するな。ボクがいる。ね、ピエロちゃん」
うわごとのように言葉を注ぎ続けるイースに胸が苦しくなる。
怪我をさせられた私よりも憔悴しているように見えるのはきっと気のせいじゃない。



