「ゴフッ…!」
呻いた男子生徒を黙らせるように、その喉を掻っ捌く。
反動で仰け反る襟元をわし掴んで無理やり立たせると、ガクガクと震えている両太腿を上から下に裂いた。
2本の骨が剥き出しになる。
刃を胸に埋めて臓器と肉を抉り出したあと、イースが手を突っ込む。
硬いなにかが折れるような生々しい音とともに、ボトリと床に落とされたそれは、血と肉の欠片がへばりついた骨だった。
地獄のような光景が滔々と流れていく。
止めなければならない
そんな思考すら強制的に蓋をさせられるほどの光景を前に、私の存在は確実に無と等しかった。
男子生徒は絶命していた。
それでもイースは一切の表情を変えずに
肉塊となった男子生徒を切り刻むことをやめなかった。
血の海の真ん中で
ピエロが踊っているみたいだった。



