体の側面がビリビリと痺れる感覚に襲われる。 それが潜在的な警告だと知るにはあまりに遅かった。 数秒、頭上で流れるイッツアスモールワールドが大波となって鼓膜を激しく揺さぶる。 視線を転じたその先にいたものは 制服を真っ赤に染めてこちらに走ってくる男子生徒だった。 あまりに突然のことにその場にいる誰もが固まった。 ただひとつ視認できたことがある。 猛進してくる男子生徒が、刃物を握り締めているということ。 理解した時にはすでに振り下ろされていて 鋭利な刃が 私の指を3本切り落とした。