「勝負は君の勝ちだ。
よってボクは、キミだけのピエロとなる」
「え、あ、いいよ。そこまで全力100%じゃなくても。私はあなたとトモダチになれればそれで嬉しいっていうか…」
「ほう?これまでのやりとりをしかとその目に映してきておいて出てきた感想がそれか?あいかわらずどうしようもないアホだな。あきれるよ」
声のトーンはいつもの軽口そのものだが、イースの目の端はピクピクと引き攣っている。
「残念ながらボクの中には0or100しかないんだ。尽くすと決めたら尽くす。たとえそれが、不細工で大嫌いなピエロだとしてもね」
「……」
「一緒に死んでくれるって、言っただろう」
指を鳴らす音が抜けるように響いた。
イースの手に光るリングが発現する。



