◇Clown Act◇⇧




「なにがジョーカーのピエロだ、バーカ。
おまえなんて嫌いだ」


「……」


「ボクの命を勝手に惜しく思うな。
そんなのキミのエゴだ」


「……」


「ゲームにかこつけないと、死んでくれないだろ。ただいつもみたく言うだけじゃ…ダメなんだろ」


「……」



「………ボクと一緒に死んでよ。祥」




ぼそりと言ったのを最後にイースは口を閉ざしてしまった。


傍から聞いたらありえないことを求められている。


すべてを投げ打って命を捧げる覚悟を寄越せと。


そう言っているんだ。


大嫌いで、不細工な、ピエロ女に。


気づけば足を踏み出していた。


太陽の色をまとったピエロの目の前で止まる。