「イース」
「なんだよ」
「こっち、きて」
「イヤだね。ボクと一緒に死んでくれると誓うまで行かない」
「イース」
「うるさい。だまれ。ボクにリングをはめさせるというのはそういうことだ」
「……」
「ボクのことだけ見ろ、ボクをキミだけのピエロにしろ、おまえはボクのものだ」
まるで駄々をこねるこどものように捲し立てて、イースは頑なにこちらへ来てくれない。
しかし自分勝手なことしか言ってないそのトーンには言われた側にしか分からない健気なわがままと甘えが含まれていて怒る気になんてなれなかった。
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