『残り時間17分~☆ まだ校舎内に残っている 悪い子は誰カナ~??』 スピーカーから響いた声にハッと顔を上げる。 そうだ、制限時間のことをすっかり忘れていた。 頬を叩かれた気分になって駆けだす。 ピエロのことなど微塵も信じぬまま引き続き文化祭を楽しんでいる生徒たちからの視線が痛い。 一体どれだけの生徒がグラウンドへ向かっているのだろうか。 クラスのみんなはどうしているだろうか。 次々と杞憂が浮かぶけど、わざわざ戻ってみんなを説得しにいく余裕など残っていなかった。