誰のせいでこんなに悩む羽目になったと思ってるんだ。
と言いたいところだけど一旦飲み込む。
日下部くんやイースを押し退けて、王のもとに近づいた。
「そんなに怖い顔をするな。
これは善意での提案だ」
人のグループの計画を狂わせておいてなお毅然と振舞える神経が信じられなかった。
「どうでしょうかね。あなたの善意のズレに関してはついさっき痛いほど知りましたけど」
「まぁ話を聞け。ぼくはもう、とうの昔にノルマを達成している。だからピエロとトモダチになる必要性もないし、ここから動かなくてもいいんだ」
とうの昔にノルマを達成しているのならむやみに動かずとも適当な場所で休んでいればよかったのでは?
そもそも若松先輩を無理やりゲームに引きずり込んだのは大鳳会長だ。
もっとよく打診していれば、こんなことにはならなかったかもしれないのに。
目の前の男が最悪の結果をもたらした原因だと思うと怒りが止まらなかった。



