◇Clown Act◇⇧



「ちょっ、ちょっと!」



慌てて窓際まで駆け寄る。


しかし後の祭りだった。


遥か彼方まで飛ばされたリングの姿はどこにもない。


というか広い校庭から小さなリングを探すなんて無謀だ。


破天荒な人だとは思っていた。


だからといって、やって良い事と悪い事がある。



「大鳳会長!なんてことを…!」


「あんなゴミ以下のピエロとトモダチなど願い下げだ」


「それはあなたの意見ですよね?!せっかく、せっかく…若松先輩が体を張って…」


「あぁ、ぼくの意見だ。
ゴミなど君に身に付けさせたくない」


「なっ……」


横たわるジョーカーを見やる。


頬には、一生消えない傷。