「守るべき者のために戦った人間に対して不義理を働き、あわよくば奪おうとする無粋なピエロなど、大嫌いだ」 ギロリ 王が私を睨む。 怯えるものかと歯を食いしばれば 注がれる氷点下のまなざしが ほんの少しだけ緩められた気がして── 「そこの、むやみに情の深い役立ずなピエロよりもな」 息絶えているピエロの頭部が思いきり踏みつけられた。 また、鈍い衝撃音が鼓膜を揺さぶる。 彼のあまりに無責任な言動が 王の逆鱗に触れたのだ。