◇Clown Act◇⇧







────ゴギンッ!!!








鈍く硬い音が、教室の中心から響いた。





続いて聞こえたのは



ドサリという、なにかが倒れる音。



目の前の光景に言葉を失った。




「"若松が意気地の無い男だったら仲間のピエロを奪う"。そうだったよな?クーピー」






我が校の王が

ピエロの首をへし折った。






絶命した体に語りかける声色は



重く、低く。



光の無い目が揺れていた。



 
「では、若松のどこが意気地の無い者に見えたのか、その口で教えてみろ」

 


あらぬ方向に首を曲げ、白目を剥いて泡を垂らすクーピーに問いかけ続ける大鳳会長。



無慈悲に下された死の鉄槌。



温度を感じない猟奇的な表情。



一瞬のうちに一人のピエロを殺してしまった王様。



彼の纏うものすべてが恐ろしかった。