「貴様らのその効率の悪い質問はいったい何のためにあるんだ?首すじを見ればわかるだろう?」
もう何十体ものピエロを相手にしてきたから聞き飽きたのだろう。
だとしてもやっぱり怖気のなさがすごい。
「そーいう掟なんだよ。
ボクらの世界は
なにが真実でなにが嘘なのか
わからないんだ。
当事者のキミたちの口から
直接聞かないと信じられない」
クーピーは淡々と告げると、催促するようにふたりを見つめた。
「なるほど。貴様らには貴様らの苦悩があるのだな。信じられるものがないのは辛いだろう。わかった。
ぼくのグループナンバーは『13』だ」
大鳳会長は寄り添いの姿勢を見せながら、高らかに自分のナンバーを言った。
それに対しクーピーはうれしそうに笑う。
「ふふ、キミは
見た目よりもずいぶん優しいんだね。
この世界もキミのような人が
増えればいいのに。
ボク、キミは好きだ。
ありがとう。
で、次はキミ」
大鳳会長とは打って変わって、若松先輩には冷ややかな視線を浴びせた。
「俺は『53』だ」
「ふーん…」
ふたたび、その瞳が私へ向けられる。
なんなの…?



