◇Clown Act◇⇧



「貴様らのその効率の悪い質問はいったい何のためにあるんだ?首すじを見ればわかるだろう?」



もう何十体ものピエロを相手にしてきたから聞き飽きたのだろう。


だとしてもやっぱり怖気のなさがすごい。




「そーいう掟なんだよ。

ボクらの世界は

なにが真実でなにが嘘なのか

わからないんだ。

当事者のキミたちの口から

直接聞かないと信じられない」




クーピーは淡々と告げると、催促するようにふたりを見つめた。



「なるほど。貴様らには貴様らの苦悩があるのだな。信じられるものがないのは辛いだろう。わかった。
ぼくのグループナンバーは『13』だ」



大鳳会長は寄り添いの姿勢を見せながら、高らかに自分のナンバーを言った。


それに対しクーピーはうれしそうに笑う。




「ふふ、キミは

見た目よりもずいぶん優しいんだね。

この世界もキミのような人が

増えればいいのに。

ボク、キミは好きだ。

ありがとう。

で、次はキミ」




大鳳会長とは打って変わって、若松先輩には冷ややかな視線を浴びせた。



「俺は『53』だ」


「ふーん…」



ふたたび、その瞳が私へ向けられる。


なんなの…?