◇Clown Act◇⇧




「ボクはイタズラが好き

その中でもラクガキが

いちばん楽しいんだ~」




小さな両手の中に光るものが出現した。


それは、ふたつのナイフ。


なんだか嫌な予感がした。



「まずはこれ、あげる」



クーピーはナイフを回転させ、持ち手の部分をふたりに差し出した。


若松先輩と大鳳会長はどちらともなく黙ってそれを受け取る。





「じゃーこれから

"ラクガキごっこ"して

遊ぼーか。


ボクが出した

お題に合わせて

ラクガキを描いてね」





描く?


気づけば鳥肌が立っていた。


ふたりの手にあるのはペンでも
クレヨンでもない。


一本のナイフだ。


どんどん加速する鼓動にさらさせながらクーピーを見れば、その目には残忍さの欠片が覗いていて…











「キャンパスは




───キミたちの顔」