「大鳳会長…」 我が校の王様が悠然と現れたのだ。 名をつぶやけば、ピエロだけに注がれていた視線がこちらに転じられた。 形の良い、ほのかに色気のある眦(まなじり)。 それが、私たち一同を思い出したように大きく見開かれた。 「若松たちではないか」 1歩、音を鳴らしてこちらに来る。 「こんなところでコソコソとなにをしているんだ?」 腕を組んで私たちメンバーをくまなく見回す大鳳会長。 すると若松先輩がそれを遮るように前に出た。