私はフィムからのおもわぬ「愛してる」の言葉にどう反応すればいいか分からなかった。
そういえば…フィムは初めて会った時も私のことを探している様子だった。
いったいどうしてなんだろう。
静寂の中
先に吹き出したのはイースだった。
「ハハッ、本当にバカだねキミは。愛してるとか、そんな曖昧なもので自分の命捨てるんだ」
フィムの肩を数回軽く叩き、いつものイタズラな笑みを見せる。
「べつに報告なんてしないよ。ボクはキミの生き死になんて微塵も興味無いもの。クソ真面目なキミがあっさり違反行為なんてするもんだから、面白いものが見れたなと思っただけさ」
「…キミは本当に趣味が悪いな」
「すまないね。まぁいいんじゃない?問題児大歓迎。愛するピエロちゃんと一緒に今後ともゲーム楽しみなよ」
イースがくるんと体を反転し
腰に手を当てて壇上から体育館を眺める。
──ガチャン
鍵が解錠される音が響いた。



