私は肩をびくりと揺らし


スピーカーを見上げる。





『ボクはピエロ!

良い子のミンナと愉しいコトがしたくて

夢の世界からやってきたんダ☆

ボクと一緒に遊んでくれるヨネ?』





愉しげだが、どこか機械のような一本調子のトーン。



ピエロ?遊ぶ?



意味がわからなくて、ただ言葉を聞き続けることしかできなかった。



これはいたずら?だとしたら一体誰が?



それとも学校側のサプライズ公演かなにかだろうか。



考えあぐねていると、次の一声が続けられた。