「おい、まだ起きてるか
バカ王子様??
ちゃあんとルール通り
ボクも林檎を食べるから
よ~く見てろよ?
あぁ、もう死んでるか?
そりゃ残念だ!
アヒャヒャヒャヒャ!!!!」
そうしてピエロはデザートでも食すかのように林檎にかじりついた。
美味しそうに咀嚼するその姿を目に焼きつける。
まぶたの端が痙攣した。
周囲の音が断絶されたような感覚だった。
私の中の倫理観が途切れた。
もういい、許さない。
お兄ちゃんを腕の中からそっとおろし、
立ち上がる。
その時だった
「──グェェェッ!!!!」
ピエロの口から
ありえない量の血が噴出した。



