『ハァ……ハハッ…… キミは余裕そうだネ…… 今から死ぬっていうのに』 シャルドは肩で息をしながら、ギョロリと眼球だけをお兄ちゃんに向けた。 真っ赤な唇が裂けたように吊り上がっている。 『ルール説明をしよう。 この3つの林檎のうち 毒があるのは2つだ。 即効性の毒が塗りこんである。 口にしたらすぐに死ぬ。 お互い1つずつ選んで食べるんだ。 どちらが先に食べるかは選ばせてあげるよ。 最悪どちらとも死ぬ ね?面白そうだろう?』 シャルドは唾液をこぼしながら3つの林檎をテーブルに並べた。