毒使い── 言われてようやくここにある死体の共通点に気がついた。 全員、傷がない。 その代わり、口や耳、目、鼻から 見るに堪えないモノを垂れ流している。 みんな毒でやられてしまったんだ。 「どうりで臭いがキツイわけだ。海外では、緑は毒を表す色らしい。ふざけやがって」 若松先輩のこめかみに一筋の汗が伝う。 解毒剤なんて学校にあるわけない。 本当の運勝負なんだ──