◇Clown Act◇⇧





『ハハッ!嬉しいな!

キミと遊べるなんてネ☆

良くぞ当たりを引いてくれた☆』





喜びを全身で表すように何度もくるくるとまわるシャルド。



お兄ちゃんはそれを微笑ましそうに見ている。




「こちらこそ嬉しいよ。

俺とトモダチになってくれ」




手を差し出したお兄ちゃんに

「モチロンさ!」と歯を見せながらシャルドはその手を握り返した。




『だが、トモダチになるには

条件があるのは知っているよネ?』


「あぁ。君と遊んで楽しませればいいんだろう?」


『ハナシが早くて助かるネ☆

きっと素敵な王子様になれるヨ』


「ありがとう」




にっこりとしたお兄ちゃんは壇上から私へと視線を転じ、あざとくウインクをした。



いや……ほんとあのさぁ




「なに普通の会話してんだあの野郎」

「さっさと本題に入れよ」




若松先輩とイースが口々にツッコミを入れた。



なんともいえないゆるい雰囲気。



おかしいな……



始まる前はあんなに悲壮感が漂っていたはずなのに……。






『場も温まってきたトコロだし

そろそろ始めようか!☆』





シャルドが大手を広げた。



空気が一変する。