『ハハッ!嬉しいな!
キミと遊べるなんてネ☆
良くぞ当たりを引いてくれた☆』
喜びを全身で表すように何度もくるくるとまわるシャルド。
お兄ちゃんはそれを微笑ましそうに見ている。
「こちらこそ嬉しいよ。
俺とトモダチになってくれ」
手を差し出したお兄ちゃんに
「モチロンさ!」と歯を見せながらシャルドはその手を握り返した。
『だが、トモダチになるには
条件があるのは知っているよネ?』
「あぁ。君と遊んで楽しませればいいんだろう?」
『ハナシが早くて助かるネ☆
きっと素敵な王子様になれるヨ』
「ありがとう」
にっこりとしたお兄ちゃんは壇上から私へと視線を転じ、あざとくウインクをした。
いや……ほんとあのさぁ
「なに普通の会話してんだあの野郎」
「さっさと本題に入れよ」
若松先輩とイースが口々にツッコミを入れた。
なんともいえないゆるい雰囲気。
おかしいな……
始まる前はあんなに悲壮感が漂っていたはずなのに……。
『場も温まってきたトコロだし
そろそろ始めようか!☆』
シャルドが大手を広げた。
空気が一変する。



