. 絶句した。 体育館にはいくつもの生徒が転がっていた。 口から泡を吹いている者 血を流している者 吐瀉物にまみれている者。 全員間違いなく死んでいる。 「ひっ…」 喉から音にならない悲鳴が漏れた。 すかさず「祥!」とお兄ちゃんがそばに来て私を抱き寄せる。 「な、なんなんだ…これ…っ」 「ピエロの仕業だろうな…惨たらしい」 日下部くんも若松先輩もひどく動揺していた。