◇Clown Act◇⇧



「キミ、いいね」


「え?!…わっ」



オレンジのピエロは日下部くんにハグをした。


そして、友好の証とでもいうふうに耳元にキスで挨拶をする。



「な、ななな、なんですか…っ」


「ボク、キミ好きだなぁ」


「はぁ?」


「弱虫で、泣き虫で…手に入らないものを必死に追い縋っては守ろうとする、その滑稽な姿」



こぼされたのは、最高に最悪な微笑み。



「大好物だ」



ぞわぞわと寒気が走る。


日下部くんもたじろいで後ずさった。