「君はさっきまで何を見ていたのかな?もしかして俺とあっちのピエロのとのやりとりには興味がなかった?あぁそれとも、居眠りでもしていたのかい?」
「興味なんて無いがちゃあんと聞いていたさ。キミがつまらなくてバカなことがよぉく確認できたよ。最初は面白いと思ったのになぁ?」
「すぐに殺すなんていう短絡的思考しか浮かばないピエロには勝てないさ」
「ハハァ、キミはほんとぉにバカだ。殺す勇気なんてハナから無いから、妹っていう都合のいいモノを理由にして罪を負うことを降りたんだよ。人間なんて弱い生き物サ」
「あぁ、そうかい」
強い音がした。
オレンジのピエロの手の甲に
『♥』のアイテムカードが刺さっている。
一瞬、目を疑った。が、これは現実で。
ピエロの白い手袋にじわじわと赤色が染み出しているのがなによりの証拠だった。



